愛とは信じる事ではなく疑わない事。
2003年9月14日 こいのうた今日は店長のお話。
店長(25♀)
オリの働くバイト先の店長。
店に配属されてまだ一年、
店長としてはまだまだ成長段階だか、
部下からの信頼は厚く、
公私に渡って付き合いが出来る女店長。
半年前にバイトのノグポンと付き合う。
が、これが店長の不幸の始まりとなる。
ノグポン(23♂)
医者の卵で半年前から店長の恋人となった。
好きな人を極端なまでに束縛する癖があり、
恋人を悩ませる。
日記でも度々出てきている店長とノグポン。
半年前に付き合いだし、ノグポンの束縛に我慢できなくなり別れる。
形としては別れても、まだ心までは吹っ切れていない。
ノグポンに言い寄られると断ることができず、
ズルズルと恋人モドキの関係が一ヶ月続く。
そして昨日、事件は起きた。
仕事をしていたオリに店長が一言。
店『めありぃ〜。ちょっと話聞いてよ。
ここじゃ無理やから時間空いたらロッカー行こう。』
30分後、仕事が一段落着いて二人でロッカーへ。
店『めありぃ口堅い?
私な、ホンマは誰にも言わずに、
自分の中だけで閉まっておこうと思ってたんやけど、
誰か一人に言わないと、もう潰れてしまいそうなん。。。
ノグのこと、昨日で完全に吹っ切った。
何かな、凄い裏切り受けたわ。
絶対に誰にも言わんといてな。
ノグな、アイツな…。
なっちゃんと出来てるみたい…。』
なっちゃん(23♀)
愛想が良く笑顔の耐えない人妻。
その優しい笑顔は、店の雰囲気をも和ませてくれる。
仕事も出来、店長を始め、後輩は言わずともかな、厨房内からの信頼も厚く、店のアイドル的存在。
その一言を聞いた時、次の台詞が出なかった。
まさかの一言。
勿論、店長とノグポンの関係は店員の誰もが知っている事。
それを知っている上で彼女はノグと関係を持ったのだった。
店長の話を再現するとこんな感じ。
9/13(土)
店長はバイトのエリ(19♀)から、ある噂を聞く。
ノグがなっちゃんと出来ている。
店で二人が話していたのをエリが聞いてしまったのだ。
その事を知った店長。
その日、仕事が上がってから電話をする店長。
相手はなっちゃん。
信じている…。
まさかあの子がそんな裏切りをするなんて…。
店『こんな時間にごめんな。
ちょっとな、変な噂聞いたから。
ノグと関係持ってるってホンマ?
別に今は別れてるからイイんやけど、
関係持ってたのって最近じゃないやろ?
私がノグと付き合ってた時からじゃない?
ホンマの事言うて欲しい…。』
彼女の答えは"NO"。
そんなことは無いと言う。
店長はその言葉を信じた。
憤りを感じながらも、ここで彼女を疑えば、
今までの彼女の人格を否定せざるを得ないから。
店『分かった。疑ってごめんな。
それとな。
電話の事、誰にも言わんといて欲しい。
ノグにもやし、他の子にも。
私も絶対に言わんから。』
しかし数分後、その想いは無残にも崩れ去った。
店長の携帯へ着信。
相手はノグポン。
ノ『お前、何か俺に隠し事してないか?』
店『え?隠し事?
今日、なっちゃんとノグの噂聞いたけど、別にそれだけ。
二人が仲エエのは付き合う前からやし、
別に何とも思ってないで。』
ノ『お前な!こんな遅い時間にアイツに電話なんかするなよ!!』
この一言が全てを物語っていた。
なっちゃんとノグに関係がないのなら、
ノグは二人の電話を知るはずがない。
なっちゃんが店長と電話を切った後、
ノグに連絡したのだった。
墓穴。
何もしなければ、形だけども安住の地を手にしていたものを。
彼は自分で自分の居場所をなくしたのだ。
店長にとって、
事実が真実に変わった瞬間。
過去の日記にも書いたように、
『たとえ同じ事柄であっても、
"事実"を知っていることと、
"真実"を知る事では、
突き刺さるトゲの大きさは比べ物にならない。
ある一端でも"真実"を知ったなら、
ソレは人に耐え難い苦痛を与える。
その"真実"が自身の望まぬモノであればあるほど に。』
信頼していた者からの裏切り。
それはどんな肉体的苦痛をも凌駕する心の痛み。
最後までなっちゃんを信じていた、店長。
しかし、彼女は裏切られた。
もし…もし店長が、
信じる事ではなく、疑う事をしなければ…。
この傷はもっと浅くてすんだに違いない。
傷をかばって、目の前にある事だけを知る、事実。
自ら深い傷を負ってまで知る、真実。
一体、どちらの方が幸せなのだろうか。
―今日イチ―
諦めて恋心よ
青い期待は私を切り裂くだけ
あの人に伝えて
…寂しい…大丈夫…寂しい
ポルノグラフティ
~サウダージ~
店長(25♀)
オリの働くバイト先の店長。
店に配属されてまだ一年、
店長としてはまだまだ成長段階だか、
部下からの信頼は厚く、
公私に渡って付き合いが出来る女店長。
半年前にバイトのノグポンと付き合う。
が、これが店長の不幸の始まりとなる。
ノグポン(23♂)
医者の卵で半年前から店長の恋人となった。
好きな人を極端なまでに束縛する癖があり、
恋人を悩ませる。
日記でも度々出てきている店長とノグポン。
半年前に付き合いだし、ノグポンの束縛に我慢できなくなり別れる。
形としては別れても、まだ心までは吹っ切れていない。
ノグポンに言い寄られると断ることができず、
ズルズルと恋人モドキの関係が一ヶ月続く。
そして昨日、事件は起きた。
仕事をしていたオリに店長が一言。
店『めありぃ〜。ちょっと話聞いてよ。
ここじゃ無理やから時間空いたらロッカー行こう。』
30分後、仕事が一段落着いて二人でロッカーへ。
店『めありぃ口堅い?
私な、ホンマは誰にも言わずに、
自分の中だけで閉まっておこうと思ってたんやけど、
誰か一人に言わないと、もう潰れてしまいそうなん。。。
ノグのこと、昨日で完全に吹っ切った。
何かな、凄い裏切り受けたわ。
絶対に誰にも言わんといてな。
ノグな、アイツな…。
なっちゃんと出来てるみたい…。』
なっちゃん(23♀)
愛想が良く笑顔の耐えない人妻。
その優しい笑顔は、店の雰囲気をも和ませてくれる。
仕事も出来、店長を始め、後輩は言わずともかな、厨房内からの信頼も厚く、店のアイドル的存在。
その一言を聞いた時、次の台詞が出なかった。
まさかの一言。
勿論、店長とノグポンの関係は店員の誰もが知っている事。
それを知っている上で彼女はノグと関係を持ったのだった。
店長の話を再現するとこんな感じ。
9/13(土)
店長はバイトのエリ(19♀)から、ある噂を聞く。
ノグがなっちゃんと出来ている。
店で二人が話していたのをエリが聞いてしまったのだ。
その事を知った店長。
その日、仕事が上がってから電話をする店長。
相手はなっちゃん。
信じている…。
まさかあの子がそんな裏切りをするなんて…。
店『こんな時間にごめんな。
ちょっとな、変な噂聞いたから。
ノグと関係持ってるってホンマ?
別に今は別れてるからイイんやけど、
関係持ってたのって最近じゃないやろ?
私がノグと付き合ってた時からじゃない?
ホンマの事言うて欲しい…。』
彼女の答えは"NO"。
そんなことは無いと言う。
店長はその言葉を信じた。
憤りを感じながらも、ここで彼女を疑えば、
今までの彼女の人格を否定せざるを得ないから。
店『分かった。疑ってごめんな。
それとな。
電話の事、誰にも言わんといて欲しい。
ノグにもやし、他の子にも。
私も絶対に言わんから。』
しかし数分後、その想いは無残にも崩れ去った。
店長の携帯へ着信。
相手はノグポン。
ノ『お前、何か俺に隠し事してないか?』
店『え?隠し事?
今日、なっちゃんとノグの噂聞いたけど、別にそれだけ。
二人が仲エエのは付き合う前からやし、
別に何とも思ってないで。』
ノ『お前な!こんな遅い時間にアイツに電話なんかするなよ!!』
この一言が全てを物語っていた。
なっちゃんとノグに関係がないのなら、
ノグは二人の電話を知るはずがない。
なっちゃんが店長と電話を切った後、
ノグに連絡したのだった。
墓穴。
何もしなければ、形だけども安住の地を手にしていたものを。
彼は自分で自分の居場所をなくしたのだ。
店長にとって、
事実が真実に変わった瞬間。
過去の日記にも書いたように、
『たとえ同じ事柄であっても、
"事実"を知っていることと、
"真実"を知る事では、
突き刺さるトゲの大きさは比べ物にならない。
ある一端でも"真実"を知ったなら、
ソレは人に耐え難い苦痛を与える。
その"真実"が自身の望まぬモノであればあるほど に。』
信頼していた者からの裏切り。
それはどんな肉体的苦痛をも凌駕する心の痛み。
最後までなっちゃんを信じていた、店長。
しかし、彼女は裏切られた。
もし…もし店長が、
信じる事ではなく、疑う事をしなければ…。
この傷はもっと浅くてすんだに違いない。
傷をかばって、目の前にある事だけを知る、事実。
自ら深い傷を負ってまで知る、真実。
一体、どちらの方が幸せなのだろうか。
―今日イチ―
諦めて恋心よ
青い期待は私を切り裂くだけ
あの人に伝えて
…寂しい…大丈夫…寂しい
ポルノグラフティ
~サウダージ~
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